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2A7.意欲の低下

 統合失調症の症状のひどい時と、ある程度回復してきた時。私は何もする気が起きなかった。
 症状のひどいときは、会社に行く気がなくなる。買い物に行く気がなくなる。何もしたくなくなる。そしてアパートの部屋の中で布団の中に包まり、そのまま一日を過ごすようになった。

 出勤しないので会社から電話がかかってくる。しかし電話にでる気がない。電話をかけ直す気力すらでない。

 そして、病院を退院後、病気から回復しているときにも、なにもやる気が起きなくなる。
 そして、家族は「怠けている」と怒るのだが、これも病気の症状として広く知られている。
 精神が正常な人間に、統合失調症患者のことをわかるのはかなり難しい。病気にならないと難しい。

 仕事で言うと、私が統合失調症になるほんの1ヶ月前、ある若いプログラマが仕事もせずに工場の敷地内を散歩しまくっていた。
 自分に割り当てられたプログラムを組まずに、関係の無い(使えない)エクセルのマクロを組んで「使ってください」とメッセージをみんなに送っていた。
 みんなキレる寸前で、私も「誰かあいつに仕事させろ」と言っていたが、今思えば彼もうつ病や統合失調症だったのかもしれない。数日後その若いプログラマと彼の母親が職場に来て、プロジェクトマネージャーに頭を下げていた。
 みんなと「親を会社に連れてきて、あいつなんなんだよ」と笑っていたが、私が統合失調症になって会社をやめるときも、親と一緒に会社の上司に頭を下げていたので、人のことは言えないだろう。

 とにかく、この状態では社会生活は無理なのである。
 私も、最終的に仕事をあまりせず、10~15分ごとに逃げるように喫煙所に行き20~30分はタバコを吸っていて、問題になっていた。

 仕事や、与えられた課題から逃げてしまうのだ。それは前記事の「ストレスに弱くなる」のも原因となっているだろうし、統合失調症は色々な症状が複雑にからみ合って社会生活ができない状態になるのだと思う。

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