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1B-0001.統合失調症(患者・家族を支えた実例集)(2011/12/16)

林 公一 著
保健同人社



 あなたは統合失調症という病気を知り、辛い毎日を客観的に判断し、この苦しみから逃れる方法を知りたいですか?

 だいたい自分の周りの人がおかしな言動をし始めた場合、心配になります。
 急に学校に行かなくなり引きこもったり。
 宇宙人とか、テレパシーとかがどうだと言い始めたり。
 「国に監視されている」とか、「隣の住人から盗聴されている」とか。
 眠れなくなったり。
 統合失調症の発病時、まさか自分の家族が精神病になってしまったとか考えたくないし、判断基準も素人にはわからない。

 しかし、この本を読み終える頃には、あなたは統合失調症とはどんな病気なのか、どんな治療が必要で今どこまで病気が良くなってきているのかがわかるでしょう。



 この本は統合失調症の特徴を軽く説明した後に、実例として。
 ・前駆期と急性期(つまり発病してすぐの時期:治療を行わないとこの時期は抜け出せない)
 ・消耗期と回復期(つまり治療を行いだいぶ落ち着いた時期)
 ・治療を行わなかった場合どうなるか
 ・治療について
 ・将来の展望
 という5つのテーマ(実際は7章)で29の実例と解説が書かれています。


 この本を読んだ感想としては、騒音おばさんや国家公安委員会に監視されストーカーされていると主張する人も統合失調症の成れの果てなのかなと思いました。
 「第二章 統合失調症の特徴」では「家が監視されている」「盗聴器や監視カメラを仕掛けられている」「あとをつけられている」「命を狙われている」という被害妄想が、統合失調症の特徴であるとはっきり書かれています。

 まぁ、ほとんどの場合、自分が病気であるという意識がないらしいのでたちが悪いのですが。
 何かおかしいと思ったら、この本を読んでみることをお勧めします。豊富な実例が書かれているので、あなたやあなたの家族に似たような症状も落ち着いて対処でき、解決することができるかも知れません。



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