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1A-0007.親亡き後の世界(2011/10/08)

 精神病患者の一番の理解者はほとんどの場合親じゃないかなと思います(そうでない場合もあるけど)。
 私の一番の理解者は母です。しかしその理解もすぐに得られたわけではありません。
 結構喧嘩しました。
 なぜ喧嘩したのでしょう。
 それは、統合失調症やうつ病患者はその症状から怠けていると思われているからだと思います。
 親からすると、アルバイトでもいいから働いて欲しい。兄弟からすると、仕事もせずに怠けて親に寄生していると見られます。
 そのような家族と、「こんなに辛いのに、仕事するのはとても無理。自分の状態を理解して欲しい」と思っている精神病患者の意見の対立から喧嘩になるのです。

 さて、一般的に精神病患者は親亡き後をどう考えているのでしょうか?
 残念ながら、病院においてある本には、親の立場での考えしかわかりませんでした。
 親の中には精神障害者の作業所を設立するなどして親亡き後にも子供が生きて行けるようにしている方もいらっしゃるようです。

 一般企業で働くことを選んだ私の取り組みは、私が精神病患者であることを打ち明けても害のない方から自分の病気を少しずつ打ち明けていくことです。
 自分の理解者を増やすことに取り組んでいます。
 ただ、精神病はまだまだ理解されない病気ですので、打ち明ける相手を慎重に選んでいます。
 打ち明ける相手を間違えると偏見や好奇の目に晒され精神的に疲れ、最悪の場合会社を退職しなければならないかもしれません。
 リアルな生活で理解者を増やそうとしている一方で、ネット上にも仲間を増やそうと努力しています。
 Amebaブログのブログタイトルも「統合失調症患者ぴかたかのブログ」というように、堂々と統合失調症患者であることをタイトルにすると同じ病気の方が読者になってくれます。
 私の方も積極的に統合失調症患者のブログを探してコメントを書きます。
 そうすることで、私は自分の理解者を増やしています。
 私のことを理解してもらうには、私も相手のことを理解しなければなりません。
 まだまだ自分のことで精一杯な私にはそれが難しいのです。

 親亡き後の世界。一番の理解者がいなくなることで私の未来は孤独となり希望の持てないものになるかもしれません。
 そんな絶望的な未来から目をそむけるために、私は必死に仲間づくりをしているのかもしれません。
 母は「その前に、病気は治るよ」と言ってくれますが、私の今の病状からはそうは思えないのです。
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